中学英語で習う現在完了形について、現在形や過去形との違いがわからず、なかなか理解が追いつかずに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

本記事では、現在完了形の意味や文法について解説します。実際の例文とあわせて解説しますので、ぜひ本記事を参考にして現在完了形についての理解を深めてみてください。

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現在完了形とは

現在完了形とは

現在完了形とは、過去から現在に至るまでの出来事や状態を表す時制のことです。日本語では「~したことがある」「~し続けている」「~したところだ」などと訳されます。

肯定文

基本文法は「have / has + 過去分詞」です。

過去分詞は単語によって異なりますが、基本的には動詞の語尾に「ed」を付けるケースが一般的です。なかには不規則に変化する動詞もある(※)ため、注意をしましょう。

▼例文
・I have studied English for 5 years.(私は5年間英語を勉強しています)

※(例)不規則変化の過去分詞
・been(beの過去分詞)
・done(doの過去分詞)
・known(knowの過去分詞)
・seen(seeの過去分詞)
・took(takeの過去分詞)
・driven(driveの過去分詞)
・grown(growの過去分詞)

否定文

否定文
現在完了形の否定文は「have / has not + 過去分詞」で表します。短縮して「haven't」や「hasn't」で表現したり、「I'd not」のように「主語'd not」のような表現をするケースもあります。

▼例文
・I have not studied English for 5 years.(私は5年間英語を勉強していません)
疑問文
現在完了形の疑問文は「Have / Has + 主語 +過去分詞〜?」で表します。疑問文に対する回答は「Yes, 主語 have / has」「No, 主語 + have't / hasn't」となります。

▼例文
・Have you studied English for 5 years?(あなたは5年間英語を勉強していますか?)

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現在完了系の3つの用法

現在完了系の3つの用法

現在完了形とは、過去から現在に至るまでの出来事や状態を表す時制のことです。日本語では「~したことがある」「~し続けている」「~したところだ」などと訳されます。

現在完了形には、大きく分けて3つの用法があります。

・継続
・経験
・完了/結果

それぞれの用法について解説します。

継続

継続用法では、過去から現在まである状態や動作が継続していることを表します。

▼例文
・I have lived in Japan for 10 years.
(私は10年間日本に住んでいます。)

文章の後半で「for(〜の間で)」や「since(〜から)」のような期間を表す前置詞が用いられるのが一般的です。

経験

経験用法では、過去に一度でも経験したことがあることを表します。

▼例文
・I have played tennis many times.(私はテニスを何回もしたことがあります)

また、「〜に行ったことがある」と伝える場合には「have / has been to〜」とよく表現されるため、こちらもあわせて覚えておきましょう。

▼例文
・I have been to Paris.
(私はパリに行ったことがあります。)

文章の後半で「for(〜の間で)」や「since(〜から)」のような期間を表す前置詞が用いられるのが一般的です。

完了・結果

完了・結果用法では「(ちょうど)〜したところだ」「(すでに)〜した」と、ある動作が現在までに完了したことを表します。

▼例文
・I have just finished my homework.(宿題をちょうど終えたところです)
・I have already finished my homework.(宿題はすでに終えました)

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現在完了形と過去形の違い

現在完了形と過去形の違い

現在完了形と過去形は、どちらも過去に焦点のあたる時制ですが、意味やニュアンスが少し異なります。

過去形は過去のある時点で完了した出来事を表すのに対して、現在完了形は過去から現在に至るまでの出来事や状態を表します。

例えば「I ate an apple.(私はリンゴを食べました)」という文章では、過去のある時点でリンゴを食べたという出来事を表します。そのため、現在の出来事とは何も関連性はありません。

一方で「I have eaten an apple.(私はリンゴを食べたことがあります)」や「I have just eaten an apple.(リンゴをちょうど食べたところです)」は、過去から現在に至るまでの出来事や状態を表しています。そのため、現在完了形は過去形とは異なり、現在の出来事や状態と関連するものだといえます。

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現在完了形に関する問題例

現在完了形に関する問題例

現在完了形に関する問題をいくつか紹介いたします。

あわせて解答も記載しますので、まずはゆっくり考えてから答え合わせをしてみてください。

問題1

問題:次の英文を日本語に訳しなさい。

 

A:My mother has already made dinner.

B:I have never read the books.

C:How long have you lived in Japan?

 

 

解答:Aは「母はすでに夕食を作りました」、Bは「私はその本を読んだことがありません」、Cは「あなたは日本に住んでどれくらいになりますか?」

 

補足:

Aについて、「have / has + 過去分詞」は現在完了形を表します。今回の場合は「already(すでに)」があるため、完了・結果用法(すでに〜した)で訳します。

 

Bについて、「have / has + 過去分詞」は現在完了形を表します。今回の場合は「never(一度も〜したことがない)」があるため、経験用法(〜したことがある)で訳します。

 

Cについて、「have / has + 過去分詞」は現在完了形を表します。今回の場合は「how long(どれくらいの間)」があるため、継続用法(ずっと〜している)で訳します。

問題2

問題:それぞれの日本文の意味になるように、英文を完成させなさい。

A:私はこの映画を見たことがあります。
→ I ()()the movie.
B:彼女は3年間日本に住んでいます。
→ She ()() in Japan () three years.
C:彼はちょうどここに到着したところです。
→ He () just () here.







解答:Aは「have」「seen」、Bは「has」「lived」「for」、Cは「has」「arrived」

補足:
Aについて、「(今まで)〜したことがある」は現在完了形の経験用法で表現できます。

Bについて、「(過去から現在まで)〜している」は現在完了形の継続用法で表現できます。また、3年間は「for three years」と表現します。

Cについて、「(ちょうど)〜したところだ」は現在完了形の完了・結果用法で表現できます。

問題3

問題:次の単語を並び替えて文章を成立させなさい。

 

A:私たちは20年来の友達です。

→【 have / we / been / for / friends / twenty / years / about / .】

B:あなたはその店に何回行ったことがありますか?

→【 many / times / how / you / been / have / the / to / store / ?】

C:息子はちょうど帰宅したところです。

→【son / my / just / has / home / come / .】

 

 

解答:Aは「We have been friends for about twenty years.」、Bは「How many times have you been to the store?」、Cは「My son has just come home.」

 

補足:

Aについて、「(過去から今まで)ずっと〜だ」は現在完了形の継続用法で表現できます。また「20年来」は「約20年の間」と解釈できるため「for about twenty years」と表現します。

 

Bについて、「(今まで)〜したことがある」は現在完了形の経験用法で表現できます。疑問文では「have」を文章の冒頭に置くのが一般的ですが、5W1Hの疑問文では、5W1Hを(今回の場合は How many timesを)一番先頭に置きます。

 

Cについて、「(ちょうど)〜したところだ」は現在完了形の完了・結果用法で表現できます。

まとめ

まとめ

本記事では、現在完了形の基礎知識について解説しました。現在完了形は、過去から現在に至るまでの出来事や状態を表す時制です。継続用法、経験用法、完了・結果用法の3つの用法があります。この3つの用法は混同しやすいため、それぞれの用法での意味やニュアンスの違いをしっかりと理解しておきましょう。

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